我が家には心優しい大きな黒犬と悪い猫が暮らしております。
まず、黒犬の生い立ちから。
黒犬(メス)は、子犬のころに農家にもらわれて番犬として飼われることになりました。
ところが黒犬は少し大きくなっても人が大好きなので誰が来ても吠えることなどせずに嬉しくて尻尾をブンブン振っておりました。
飼い主はこの役立たずの番犬に腹を立てて保健所に連れて行くことにしました。
しかし、保健所に連れて行かれる途中で縁あって我が家に来ることになったのです。
黒犬はフラットという犬種でキレイな毛並みだったのと、とても人懐こい性格でした。
名前はココちゃんにしました。
我が家には、優しいおちゃらけビーグル(オス)のチャンス先生とちょっときびしいフラットのティアラ姉さんが居ました。
礼儀作法を知らないココちゃんをティアラ姉さんは厳しく教育しました。
それは人間と一緒に暮らすために必要なことでした。
チャンス先生はとにかくココちゃんを温かく迎えて可愛がりました。
ティアラ姉さんにどんなに怒られてもココちゃんはいつもチャンス先生に慰めてもらって明るく楽しく過ごしていました。
そんな厳しくも楽しい生活に突然終わりがやってきました。
13歳だったティアラ姉さんが悪性リンパ腫で余命2ヵ月と診断されたのです。
そのころは全然元気なティアラ姉さんでしたが、1ヵ月を経過したころから急に食欲がなくなったのです。
食欲がなくなったティアラ姉さんをチャンス先生は励ますためにゴハンを横取りするフリをして何度も何度も怒らせていました。
ココちゃんはティアラ姉さんを励ますようにくっついていました。
ティアラ姉さんが元気な時には怒られるのでありえないことでした。
そんな二人の励ましもむなしくティアラ姉さんは空へ旅立ってしまいました。
それから2ヶ月後、今度はチャンス先生が体調を崩しました。
チャンス先生は16歳。
これまで何度も体調不良で寝込んだことがありました。
徐々に元気になってきていたのですが、普通に朝ゴハンを食べたあと突然全身を痙攣させて息を止めてしまいました。
たった2ヶ月の間に10数年共に暮らした、(ココちゃんにとっては7年)犬たちが居なくなってしまいました。
ココちゃんは全く元気がなくなってしまいました。
毎日賑やかだった生活が『シーン』と静かな暮らしになったのです。
その年の秋。
町内で猫40匹の飼育放棄(可愛がっていたけど経済的事情で飼えなくなった)がありました。
1匹くらいは救いたいと思ってその家に行き、真っ白なブルーの目をした子猫(メス)がいたので引き取ってきました。
天使のように可愛かったのでテンちゃんと名付けました。
テンちゃんは、コクシジウムという伝染性の病気を持っていました。
犬にも感染するので排便の消毒やケージで隔離した飼育が必要でした。
1ヵ月ほどで完治してケージから出して遊ばせるとなんとも可愛い。
ヨチヨチだった子猫はすぐに走り回るようになりました。
長くなったので、続く。
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