とても可愛がっている自分の犬が、人間の鼻には不快な匂いのするものの上でゴロゴロスリスリするのはなぜなのでしょうか?
ある飼い主は、散歩中に一瞬目を離したスキに、犬が大量のカラスのフンの上や、ミミズの死骸の上で転げ回ったりで、家に入れられずホースでフンやミミズを洗い流し、その後シャンプーすることがよくあると嘆いておりました。
(ある飼い主とはワタシのことですが。。。)
犬が強烈な悪臭を我が身にこすりつける理由の仮説がいくつかあります。
一つ目の仮説
【寄生する、シラミ、ノミをやっつけるため】
これは当てはまらないものです。むしろ虫の多くはそのような匂いに惹かれます。
ニつ目の仮説
【群れの他の犬にメッセージを伝える】
体にこすりつけるのに選ぶものは必ず、フン、腐った肉、その他有機物ばかりで、まだ食べられるものが近くにあることを群れの犬に匂いで伝えるという説。
これだと群れの犬たちは匂いを追って食べ物のあるところに行くはずですが、そのような行動は起きないそうです。
最も納得できる仮説
【この悪臭で犬が自分の身を隠そうとしている】
この説によると、私たちの飼っている犬がまだ野生動物で、生きるために狩りをしなければいけなかった時代の名残だということです。
たとえば獲物となる草食獣が、近くに居る野生の犬、ジャッカル、オオカミなどの匂いを嗅げば逃げて行ってしまいます。
だから、野生のイヌ科動物は、草食獣のフンや死肉の中で転げ回ることで、自分の匂いを消し草食獣の匂いで偽装して獲物に近づくために行った行為と思われます。
最も疑わしい仮説
【犬の美的センスは嗅覚で表現する】
人間の美的感覚は視覚が支配していますが、犬の場合は嗅覚が支配しており、刺激的な悪臭を放つことは美的センスの表現では美しく、人間が派手な色合いの服で美しく聞かざることと同じ。
この説は非常に疑わしいのですが、犬がとても楽しそうに臭い物の上で転げ回っている姿を思い出すと、コレもアリなのかもと考えさせられますね。
『犬と人の生物学』スタンレー・コリン著 より引用
チャンス先生が一番やりそうなのに、やりません。
不思議。
最後まで見て下さり
ありがとうございます。
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